著者:一般社団法人埼玉県塗装職人協会 代表理事・中西祐介 。慶応義塾大学大学院修了。宅建士。金融機関勤務を経て、外資系通販会社の代表を10年以上務めた経験を持つ。 実家の屋根・外壁塗装を検討した際、業界のトラブルの多さに衝撃を受け、「お客様にとって間違いのない塗装」を提供するために、職人の友人とともに埼玉県塗装職人協会を設立。 適正価格・高品質な施工を徹底し安心できる塗装をお届けします。
破風とは、屋根の端に取り付けられている板のことで、建物の耐久性や美観に大きく関わる重要な部位です。
1. 破風の役割
➀雨風の侵入防止:屋根の先端を保護し、雨風の侵入を防ぐ。
➁屋根材の固定補助:屋根材の剥がれやズレを防止する。
➂防火性の向上:火災時の延焼を抑える効果がある。
➃美観を整える:外観のデザインを引き締める。
2.破風の種類
破風は使用する素材によってメンテナンス方法が異なります。
木製

金属

セメント・窯業系

樹脂

材質 | 特徴 | メリット | デメリット |
木製 | 天然木の風合い | デザイン性が高い | 腐食しやすい、塗装が必要 |
金属製(ガルバリウム鋼板) | 耐久性が高い | サビに強く長寿命 | 塩害地域では錆びる可能性あり |
窯業系(セメント系) | 耐火性に優れる | 防火性能が高い | 塗装の劣化が早い |
樹脂製 | 軽量で扱いやすい | コストが安い | 紫外線劣化の可能性あり |
3.破風の劣化症状とメンテナンス
破風は風雨や紫外線の影響を受け続けるため、定期的なメンテナンスが必要です。
❗ 劣化のサイン
- 塗装の剥がれ・色あせ → 紫外線や雨風の影響で塗膜が劣化。
- ひび割れ・剥がれ → 素材が脆くなり、破損が発生。
- カビ・苔の発生 → 防水性が低下し、湿気がこもる。
- 木製破風の腐食 → 水分を吸収し、腐食が進行。
4.破風のメンテナンス方法
① 破風の塗装メンテナンス
- 塗装の目安:5〜10年に1回
- 施工手順:
- 下地処理(汚れ・古い塗膜の除去)
- 下塗り(密着性向上)
- 中塗り・上塗り(耐久性・防水性向上)
② 破風のカバー工法
- 木製破風の劣化が進んでいる場合、ガルバリウム鋼板などをカバー材として施工。
- メリット:耐久性向上、メンテナンスがほぼ不要。
- デメリット:初期コストがやや高め。
③ 破風の交換
- 劣化が激しい場合、新しい素材に交換。
- 交換費用の目安:30,000円〜100,000円(長さ・素材による)。

5.さいたま市で破風のメンテナンスを依頼するなら?
さいたま市は湿気が多く、梅雨や台風の影響で外壁や破風が劣化しやすい地域です。
【 塗装業者を選ぶポイント】
- 実績が豊富な業者を選ぶ
- 無料診断・見積もりができるか
- 保証制度の有無を確認する

一般社団法人埼玉県塗装職人協会
〒330-0845埼玉県さいたま市大宮区仲町2-71 ソシオ大宮4F
TEL: 0120-987-025
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