著者:代表理事・中西祐介 。慶応義塾大学大学院修了。宅建士。金融機関勤務を経て、外資系通販会社の代表を10年以上務めた経験を持つ。 実家の屋根・外壁塗装を検討した際、業界のトラブルの多さに衝撃を受け、「お客様にとって間違いのない塗装」を提供するために、職人の友人とともに埼玉県塗装職人協会を設立。 適正価格・高品質な施工を徹底し安心できる塗装をお届けします。
「ベランダの手すりがサビてきた…」「外階段の鉄部が剥がれてきた…」 そんなお悩みを抱えている方、それは鋼材(スチール)の劣化が原因かもしれません。この記事では、さいたま市での外壁塗装を検討中の方に向けて、鉄部・鋼材の特徴や塗装時の注意点、長持ちさせるためのコツをわかりやすく解説します。

1.鋼材(スチール)とは?外壁や外構で使われる場所
「鋼材」とは、いわゆる鉄やスチールなどの金属素材を指します。 住宅においては以下のような場所でよく使われています。
(1)使用箇所・特徴
・ベランダの手すり ・・・外気にさらされやすく、サビが発生しやすい
・階段・鉄骨階段・・・乗降時の摩耗+雨風の影響で劣化しやすい
・シャッター・フェンス・・・ 開閉による摩擦や紫外線により塗膜が剥がれやすい
・屋外鉄骨構造・庇・・・ 大きな負荷+雨水による腐食リスク

(2)鋼材に対する外壁塗装の基本ステップ
鉄部の塗装は下地処理が命です。以下のような流れで行います。
① ケレン作業(=サビ落とし)
· ワイヤーブラシやディスクサンダーで浮いたサビや古い塗膜をしっかり除去
· この工程を丁寧に行わないと、どんな塗料を使ってもすぐに剥がれます
② サビ止め(防錆プライマー)の塗布
· 亜鉛メッキや鉄素材に対応した防錆性の高い下塗り材を使用
· 代表例:エポキシ系錆止め塗料
③ 上塗り塗装(仕上げ)
· 耐候性・耐水性のある塗料を2回塗布
· 一般住宅ではウレタン系・シリコン系塗料が主流
· 工場・倉庫などではフッ素系や重防食仕様も選択肢

(3)【鋼材】塗装の寿命とメンテナンス周期
放置すると内部腐食が進行し、塗装では対応できなくなる(交換対応)ケースもあります。サビ止め+定期洗浄併用 すると、劣化スピードを大幅に抑制可能です。
<鋼材に塗布する塗料種類(樹脂のタイプ)別のおおよその耐久年数>
樹脂タイプ別塗料 | 耐久性(目安) |
アクリル | 3年 |
ウレタン | 5〜7年 |
シリコン | 7〜10年 |
フッ素 | 10〜12年 |
無機 | 12〜18年 |
鋼材に塗布する塗料の耐久性は、鋼材以外に塗布した場合と比較して、短くなります。理由は以下です。
➀さび発生のリスク
➁温度変化による膨張・収縮
➂塗料と素材の密着性(付着性)の弱さ

<【参考】鋼材以外の素材に塗布する塗料種類(樹脂のタイプ)別おおよその耐久年数>
樹脂タイプ別塗料 | 耐久性(目安) |
アクリル | 5〜8年 |
ウレタン | 8〜10年 |
シリコン | 10〜13年 |
フッ素 | 15〜20年 |
無機 | 18〜25年 |

(4)【さいたま市の気候】×【鋼材劣化】の相性とは?
さいたま市は夏の多湿・冬の寒暖差により、結露や雨水が鉄部に溜まりやすい環境です。 そのため、サビや腐食が全国平均より早く進行することも。特に、北側や風通しの悪い場所の鉄部は、思った以上に傷んでいるケースが多いので注意が必要です。

ご自宅の鉄部、放置していませんか?「これって塗装すれば大丈夫?」「もう交換?」と悩んでいる方は、まずは無料点検をご利用ください。 協会所属の経験豊富な職人が、現地でしっかり確認・ご説明いたします。


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