著者:代表理事・中西祐介 。慶応義塾大学大学院修了。宅建士。金融機関勤務を経て、外資系通販会社の代表を10年以上務めた経験を持つ。 実家の屋根・外壁塗装を検討した際、業界のトラブルの多さに衝撃を受け、「お客様にとって間違いのない塗装」を提供するために、職人の友人とともに埼玉県塗装職人協会を設立。 適正価格・高品質な施工を徹底し安心できる塗装をお届けします。
1.耐力壁とは?建物を守る「縁の下の力持ち」
耐力壁(たいりょくへき)とは、建物にかかる横からの力(地震や強風など)に耐えるための重要な壁です。屋根の重みを支えるだけでなく、地震の際に建物が倒壊しないよう“ねばり強く”踏ん張ってくれる構造要素です。
特に、木造住宅の割合が多いさいたま市エリアですが、この耐力壁の設計と配置が住宅の安全性に大きく関わってきます。
以下イラストは耐力壁にある「筋交い」(赤色部分)と呼ばれるものです。

2. 耐力壁の種類
(1)様々な構造と工法
木造住宅で線で構成される軸組工法(在来工法)の耐力壁、同じく木造住宅で面で構成される枠組工法(ツーバイフォー工法)の耐力壁、鉄筋コンクリート造(RC造)の耐力壁、鉄骨構造建築物(S造)の耐力壁、があります。また木造住宅の耐力壁には「筋交い」と「耐力面材」が2種類があり、鉄筋コンクリート造(RC造)にはラーメン構造と壁式構造の2種類、鉄骨構造建築物(S造)にはラーメン構造とブレース工法(筋交い方式)があります。

在来軸組工法




ツーバイフォー工法



鉄筋コンクリート



(2)日本国内には多い木造住宅における耐力壁
以下➀➁➂により強度(建築用語では「壁倍率」と呼ばれます)が変わります。
➀「筋交い」と「耐力面材」の素材。
➁「片筋交い」or「たすき掛け筋交い」か?
*複数の片筋向いがある場合、筋交いの方向を変えるのが基本的な考え方です。
➂「筋交い」と「耐力面材」の併用にするか?
耐力壁の種類、強度、構造、設置する(すべき)場所、耐力壁の考え方について詳細は別の記事で書きます。

3. 外壁塗装と耐力壁の関係性
外壁塗装と聞くと「見た目」や「防水性」ばかりに目が行きがちですが、耐力壁がしっかりしていることが前提です。塗装だけが新しくても、中の構造(耐力壁)が劣化していれば、家は守れません。
たとえばモルタル外壁やサイディング壁の裏には、構造用合板や筋交い(すじかい)などの耐力要素が隠れており、そこが腐食やシロアリ被害を受けていれば、塗り替え前に補修が必要になるケースもあります。

4.まとめ
さいたま市で外壁塗装を検討する際は、見た目だけでなく建物の構造体(耐力壁)にも目を向けることが大切です。埼玉県塗装職人協会では、外壁の塗装だけでなく、構造上のチェックも無料で対応しております。
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【耐力壁のメンテナンス方法】見えない部分こそ“要注意”!埼玉県で安心の外壁リフォームを~ – 埼玉県塗装職人協会ラボ



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