著者:代表理事・中西祐介 。慶応義塾大学大学院修了。宅建士。金融機関勤務を経て、外資系通販会社の代表を10年以上務めた経験を持つ。 実家の屋根・外壁塗装を検討した際、業界のトラブルの多さに衝撃を受け、「お客様にとって間違いのない塗装」を提供するために、職人の友人とともに埼玉県塗装職人協会を設立。 適正価格・高品質な施工を徹底し安心できる塗装をお届けします。
外壁材にはさまざまな種類がありますが、その中でも「ハードボード」はかつて広く使われていた木質系の外壁材の一つです。この記事では、ハードボード外壁の特徴や劣化しやすいポイント、適切なメンテナンス方法について詳しくご紹介します。

1.ハードボードとは?
ハードボードとは、木材繊維を高温・高圧で圧縮し、板状に成型した建材です。木材を原料としながらも、加工しやすく安価で大量生産が可能なため、1970~1990年代を中心に外壁材としても多く使用されました。 見た目はサイディング材に似ていますが、構造や性能は大きく異なります。

2.ハードボードのメリット
(1)コストが安く、軽量で施工しやすい

(2)デザイン性が高く、木目調などの意匠が可能

(3)一時期は建売住宅やアパートに多数採用された実績あり


3.ハードボードのデメリット・注意点
(1)吸水しやすく、劣化が早い
ハードボードは木質系であるため、水分を吸いやすく、膨張・反り・腐食が起こりやすい素材です。
(2)塗膜の耐久性に依存
表面の塗装が劣化すると、素地に水が浸透しやすくなり、板そのものがボロボロになることもあります。
(3)張り替えが必要になるケースも多い
一度劣化すると、補修が難しく張り替えになるケースが多いため、早めの対策が必要です。

4.ハードボード外壁のメンテナンス方法
✅ 定期点検と塗装がカギ
外観に「膨れ」「ひび割れ」「変色」が見られる場合は、塗装によるメンテナンスが必要です。
できれば築10年以内に1度目の塗装を行うことで、外壁の寿命を大幅に延ばすことができます。
✅ 雨仕舞い(あまじまい)の見直し
雨樋の破損や水切りの設計ミスでハードボードが過度に水にさらされていると、劣化が加速します。点検時に合わせて確認しましょう。
✅ 張り替えの検討タイミング
劣化が進行している場合は、窯業系サイディングや金属サイディングなどへの張り替えを検討するのも選択肢です。
<窯業系サイディング>

<金属系サイディング>

5. まとめ|ハードボード外壁は「劣化前の対応」が命!
ハードボードは、軽量で加工しやすい反面、水に弱く、耐久性には注意が必要な外壁材です。
とくにさいたま市のような湿度の高い地域では、早めの塗装・点検が重要です。
劣化が見つかる前に、まずは無料点検をご依頼ください。




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