著者：一般社団法人埼玉県塗装職人協会 理事・北地隆男。
多くの塗装業者・塗装職人は自分たちの仕事や技術に誇りを持っておりますので、一生懸命・真面目に誠実に取り組んみ、高品質な仕上がりで塗装工事を行います。ですが・・・一部手抜き工事を行う塗装業者・塗装職人も存在します。仮にお客様の発注先が大手ハウスメーカー・リフォーム業者であっても大手は下請け塗装業者に発注するので、結局は工事を行う塗装業者・塗装職人次第では起こる可能性があります。今回は、外壁塗装における手抜き工事の事例について紹介します。
よくある外壁塗装トラブル事例と原因の紹介 – 埼玉県塗装職人協会ラボ
（１）外壁塗装は通常、下塗り・中塗り（上塗り1回目）・上塗り（上塗り２回目）の3回塗りで仕上げます＊。しかしながら、塗料節約と工期短縮のため、契約時に約束した塗装回数を守らず、下塗りと中塗りだけで終わらせて塗装の耐久性が低くなり、塗料が剥がれやすくなります、
＊埼玉県塗装職人協会は下塗りを2回行うので４回塗り。
（２）塗料を節約するために、必要以上に過度に薄めた塗料を使用する（メーカーが定める希釈量を守らない）と、塗装の品質が低下し、期待通りの効果が得られません。
（３）各工程でしっかりと乾燥させないまま、次の塗装を行うと、塗膜の強度が低くなります。
（４）仕上げが雑だっいたり技術不足で、一部見えにくい場所等、不均一な塗装面や汚れが残る事があります。
（５）契約時に約束した塗料よりも安い品質の塗料が使われていないか、注意が必要です。
（６）雨の日に塗装を行うと、塗料が流れたり、乾燥が不十分で剥がれやすくなります。
（７）アフターケアしてくれると言ったのに何もしてくれないし、つけると言っていた保証もついていない事があります。口頭による約束ではなく、契約時に何度も確認する事が重要です。
埼玉県塗装職人協会では、外壁の状態確認・診断を無料で実施中！
無理な営業は一切いたしませんので、「ちょっと気になるな…」くらいでもお気軽にご相談ください。
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