著者:一般社団法人埼玉県塗装職人協会 理事・北地隆男。
今回記事では、外壁・屋根塗装の一般的な工程(内容)と日数について、ご紹介いたします。

① 近隣ご挨拶及び各種掲示の用意(1日)
お客様のご近に塗装工事を始める旨、ご挨拶を行います。
また建物自体か敷地内の仮設物(足場、フェンス、養生等)に「労災保険関係成立票」「安全衛生関係の掲示」「工事用看板(工事内容、施工者、期間、責任者連絡先等)「(近隣向けの)工事中ご迷惑をお掛けします」を準備します。


➁足場設置(1日)
外壁塗装を行う際は、職人の安全確保と作業の質を高めるために足場を設置します。足場設置の為の養生<作業箇所の周囲を保護>を行うこともあります。この➀から➁タイミングで各種掲示を行います。


➂高圧洗浄(1日)
外壁に付着したホコリ・コケ・カビ・汚れを高圧洗浄機でしっかり洗い流す作業です。この工程を省略すると、塗料がしっかり密着せず、剥がれやすくなります。

④下地処理・補修(1~2日)
ひび割れや傷んだ部分を補修する工程です。この作業はが住宅の状況により掛かる日数が変わったり、掛からない場合もあります。
✔ コーキング(シーリング)処理
→ 目地(壁の継ぎ目)の劣化したシーリングを打ち替え、防水性を回復させます。


✔ ひび割れや痛んだ箇所の補修
→ クラック(ひび割れ)を補修し、ひびや痛みがが広がるのを防ぎます。



➄養生(1日)
窓などの開口部、床など塗料が飛散してはいけないところを周囲への塗料の飛び散りを防ぐために、「養生シート」「飛散防止ネット」で覆います。

➅下塗り(1~2日)
外壁の表面と塗料を密着させるために、下塗り(プライマーやシーラー)を塗ります。この工程を省略すると、塗装が剥がれやすくなります!尚、下塗りを2回行う塗装業者(埼玉県塗装職人協会の職人も2回行います)の場合は、2日掛かります。

⑥中塗り<上塗り1回目>・上塗り<上塗り2回目(2日)
塗装の仕上がりを決める大切な工程です。
✔ 中塗り<上塗り1回目> → 塗膜の厚みを確保するために塗る
✔ 上塗り<上塗り2回目> → 最終的な仕上げ塗装で、色ムラをなくし、美しく仕上げる
塗料は通常2回塗り(中塗り+上塗り)で仕上げるのが基本です。
また➄➅の塗装工程では、下塗1回目・下塗り2回目・中塗り(上塗1回目)・上塗り(上塗り2回目)という工程を同日に作業できる事はほぼありません。各工程の乾燥を待ってから次の工程に移る必要があるからです。各工程が同日に複数行われる予定になっている場合は、手抜き工事の可能性があります。



⑦最終確認・点検(1日)
全体の仕上がりをチェックし、塗りムラや塗り残しがないかを最終確認します。

⑧足場解体・清掃(1日)
足場を解体し、周囲の清掃や最終点検を行って工事完了です。

埼玉県塗装職人協会では、外壁の状態確認・診断を無料で実施中!
無理な営業は一切いたしませんので、「ちょっと気になるな…」くらいでもお気軽にご相談ください。



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